REVUE FAIRE – TO LOOK AT THINGS #38 - SPECIAL ISSUE: A DEBATE: JAN VAN TOORN, WIM CROUWEL
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フランス発のグラフィックデザイン誌 『レヴュ・フェール(REVUE FAIRE)』。2017年に創刊され、グラフィックデザインの形態や活動を批評的に分析することを目的とする本誌は、グラフィックデザインスタジオ Syndicat と出版社 Empire を主宰するデザイナー・デュオ、サシャ・レオポルド(Sacha Léopold) と フランソワ・ハーヴェゲール(François Havegeer) によって生み出された。1シーズン15冊という独自の形式で刊行されている。
第38号 では、オランダのグラフィックデザイン界を代表する ウィム・クロウエル(Wim Crouwel) と ヤン・ファン・トールン(Jan Van Toorn) に焦点を当て、1972年11月9日に アムステルダムのフォードル美術館(Museum Fodor) で行われた伝説的な討論 「A DEBATE」 を取り上げる。
主観 vs. 客観——デザイン史に刻まれた衝突
この討論は、グラフィックデザインにおける 客観主義と主観主義 の対立を象徴する重要な出来事だった。クロウエルは機能性を重視する客観的なデザインを、ファン・トールンはデザインの社会的・文化的文脈を重視する主観的なアプローチを擁護。熱気に満ちた会場では、聴衆が頻繁に声を上げ、まるでアリーナのような雰囲気の中でこの二人のデザイナーが対峙した。このディベートは、1980年代以降のデザイン思考に影響を与え、今日においてもなお議論の対象であり続けている。
グラフィックデザインの思想的対立とその歴史的意義を知るための必読書 として本書をおすすめします。デザインの本質を探求するすべての人へ。
フランス語、英語併記。
記事:『Revue Faire』:言行一致のグラフィックデザイン誌(The Graphic Design Review)
softcover
64 pages
210 x 297 mm
color, black and white
2022
published by EMPIRE