THE VIRGIN SUICIDES by Sofia Coppola
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アメリカ人映画監督でプロデューサー、脚本家、女優、ファッションデザイナーであるソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)の作品集。作者にとって初の長編映画監督作品「ヴァージン・スーサイズ(英題:The Virgin Suicides)」(1999年)公開から25周年を記念して刊行された一作。。
1999年公開、原作はジェフリー・ユージェニデスの小説。1970年代のアメリカ郊外を舞台に、5人姉妹の死の謎をめぐる思春期の記憶と郷愁を、夢のような映像と静かな痛みで描き出した作品です。
本書には脚本だけでなく、撮影現場のポラロイドや未発表写真、衣装スケッチ、演出メモなどの舞台裏資料も収録。
コッポラの世界観をかたちづくる視覚的要素やディレクションの美学が詰まっており、映像作品の核心に触れられる一冊となっています。
コリーヌ・デイの写真を見ると、作者のセットが魅せるみずみずしく豊かな神秘性が、若き俳優陣の撮影中やその合間の姿にも表れている。彼らの自然なままの姿勢や物思いにふける表情を見ると、撮影現場において共に作品を作っているという密な環境、関係性が反映されているのがわかる。セットや衣装デザインの断片が示唆的に登場しており、十字架、ピンクのレースの下着、ホームカミング・パーティー用のドレス、美容用品、タフィーアップル(りんご飴)など、これらすべてが作者によって描かれた「思春期の憧れと抑圧」を表現する上で重要な役割を果たしている。
作者と本映画の原作者であるジェフリー・ユージェニデス(Jeffrey Eugenides)による書き下ろしテキストも収録、ユージェニデスのオリジナル作品と、カルト的な人気を誇るこの映画化作品との間で繰り広げられた対話は我々を夢中にさせるに違いない。
hardcover
88 pages
200 x 240 mm
color
2025